お寺の紹介
厳島神社の敷地内にあるお寺「大巌寺」。本堂には神仏分離令によって厳島神社から遷された、八臂弁才天像(秘仏で開帳は毎年6月17日)が配置されている。
古くから、大聖院とともに厳島神社との関係が深かったと言われている。
横に広がる大きなお堂。
さらに、お堂の手前側には、厳島弁財天の使いとされる厳島龍神が祀られていた。
こちらは厳島大仏「不動明王」のお堂。総白壇の仏様で日本最大の大きさを誇るとのこと。
大願寺からの帰りに「千畳閣」という場所を発見。折角なので覗いてみることに。
厳島を散々見て回った後のこの階段は辛い・・!
現在の大願寺の本堂は昔の僧坊であり、大経堂である千畳閣が本堂になる予定であったとのこと。豊臣秀吉の命により創建が始まったが、途中で逝去されたため未完成となってしまった。
元は仏像を安置していたが、明治の神仏分離の折に仏像は大巌寺へと移された。今は秀吉公を祀る「厳島神社末社豊国神社」となっているそう。畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」と呼ばれるようになったらしい。本当に、とっても広々としていた!
畳閣の見どころ「特大しゃもじ」
宮島の”しゃもじ”は、かつて島内に居処した誓真(せいしん)僧侶が広め、後に厳島神社へ参拝する人々によって日本中に広まった。
いつしか、しゃもじでご飯を「すくい取る」が転じて、勝利を「すくい取る」とされるようになった。これらの巨大しゃもじは、戦勝祈願で奉納されたものである。
あちらこちらに巨大しゃもじや、額が飾られている。それぞれの時代を感じられる内容に、見入ってしまった。
左奥には神社を感じられる本殿の姿がある。大きな建物だけに、柱や梁が太くしっかりとしている。豊臣秀吉の気風を感じられる作りなのだそう。
小高い丘に建てられているので、千畳閣からの眺めはとても良い。
海と砂浜も木々の隙間から少し見ることができた!
お寺の基本情報
本尊 | 薬師如来 辨財天 |
所在地 | 広島県廿日市市宮島町3 |
最寄駅 | JR西日本 宮島口駅 宮島口桟橋から フェリーで宮島桟橋へ(約10分) 宮島桟橋より徒歩約15分 |
駐車場情報 | 無し |
拝観料 | 無料 |
公式サイト | https://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_daiganji.html (宮島観光協会) |
GoogleMap
御朱印情報
中央に「厳島弁財天」、と記載。訪問時はコロナ禍のため書置きのみの授与となった。
嚴島神社の神紋と同じ、「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」を使っている。