來宮神社の御朱印|樹齢2000年の御神木!有数のパワースポットで初詣!(静岡県 熱海市)

神社
神社静岡県

パワースポットで有名な来宮神社へ、初詣した時の記録。古くから「来宮大明神」と、人々から愛され、来復・縁起の神として大切にされてきた。さすがパワースポット、たくさんの参拝客で溢れていた。

参拝日:2024年1月4日
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神社の紹介

  • 創建時期は710年頃
  • 漁師の網にかかった木の根が神像に見え、松の木の下に祀られたのが始まり
  • 漁師の夢枕に「五十猛命」が現れ「潮騒が耳障り」との神託を受け、今の場所へ遷祀
  • 木の根をご神体にしたことから「木の宮」と呼ぶようになった
  • 漂着物などを信仰する「キノミヤ信仰」と言われている
  • 平安初期、征夷大将軍「坂上田村麻呂」が戦勝を祈願し、各地にご分霊を祀った
  • 旧社格は「村社」
  • 戦後、歴史や活動状況に鑑み、神社本庁の「別表神社」に加えられた
  • 「氣」の宮ともいわれ、パワースポットとしても有名

正式名称

 來宮神社(来宮神社)

御祭神

 日本武尊やまとたけるのみこと|第12代景行天皇の子であり、第14代仲哀天皇の父。
       東国征討を行った伝説的英雄でもあり、武勇と決断の神様。
 五十猛命いたけるのみこと素戔男尊すさのおのみことの子。樹木と自然保護の神様。
 大己貴命おおなもちのみこと|出雲大社の御祭神である大国主命おおくにぬしのみことの別名。縁結び・身体健康・営業繁栄の神様。

御朱印

御朱印所

このお洒落な建物「参集殿」の中で御朱印を頂ける。

中もモダンな造りで、檜?の良い香りが漂っている。

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来宮神社 パンフレット

来宮神社について(パンフレットより抜粋)

來宮神社御由緒
古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって、伊豆の来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。延喜式神名帳には『阿豆佐別神社』アズサワケジンジャの名で記されております。平安初期の征夷大将軍坂上田村麻呂公は戦の勝利を神前で祈願し、各地に御分霊を祀ったとも伝えられ、現在では全国四十四社のキノミヤジンジャの総社として、信仰を集めております。


御祭神|大己貴命おおなもちのみこと 営業繁栄・身体健康・縁結びの神
 大己貴命は素蓋鳴命の御子であって又の名を大國主命、俗に『大黒様』とも云われ、古代出雲の国の神々が海、山を渡り伊豆地方に進出されたときに、この熱海の里が海山に臨み温泉に恵まれ、風光明媚にして生活条件の整っていることを愛し、この処に住居を定め、祀られたと伝えられています。
御祭神|五十猛命いたけるのみこと 樹木と自然保護の神
 五十猛命は素蓋鳴命の御子で、大陸より樹種を持ち帰り日本国土に播種した神であります。当社へは和銅三年(七一〇年)に合わせ祀られました。おおよそ、今から一三〇〇年前の旧暦六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠に囲まれた祠があるから、そこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論、里に入り来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが此の熱海の西山の地でした。その当時、ご神前に、麦こがし、百合根、ところ、橙(だいだい)をお供えしたところ喜んで召し上がったと伝えられています。今でも六月十五日(新暦七月十五日)になると熱海の氏子は海岸に出て、当時を偲ぶお祭り(七月の例大祭・こがし祭)を行ない、多くの人々で賑わいます。
御祭神|日本武命やまとたけるのみこと 武勇と決断の神
 日本武命は人皇十二代、景行天皇の御代、御東征に出陣せられ、箱根路から、この地に軍を進め
られたとき、産業を奨励した功績と武勲を称え合わせ祀られたと伝えられています。

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来宮神社 駐車場情報

参拝日は2024年1月4(木)で平日ではあったが、午前9時の時点で既に混み始めていた。駐車場も満車の表示が多い。

今回は、運よく第3駐車場に停められた!
通常は写真の看板にあるように料金が掛かるが、お正月期間中は特別に無料開放していた。ラッキー♪

第3駐車場は16台くらいしか停められず、あまり広いとは言えない。駐車する際にもたまたま1台だけ空いており、あとから何台も入って来ては諦めて出ていく様子が見受けられた。
この駐車場から神社までは、歩いて3分程度なので利便性は最高である。

駐車場を出た先にある階段を下りると、すぐに鳥居が見えてくるので、第3駐車場は便利である。

みどころ

来宮神社 鳥居

外観はこんな感じ。
第3駐車場は、写真左奥に見える坂の少し上にあるので、そう遠くはない。

鳥居の先には竹林の小道が伸びている。なんだか神秘の世界に導かれているようだ。
それでは、初詣にレッツラゴー♪

来宮神社 由来

鳥居をくぐると、来宮神社の由来が書かれた看板が立てられている。

来宮神社の由来

来宮神社の由来
御祭神
 大己貴命おおあなむちのみこと(商売繁盛・縁結び・温泉の神)
 五十猛命いたけるのみこと(樹木の神)
 日本武尊やまとたけるのみこと(決断の神)
社伝によると、およそ三千有余年前大己貴命(大国主命)が国を治めるため、遠い西の国(現在の島根県)より諸神を率いて海を渡り伊豆の国のこの地に(現在の熱海の海岸)に上陸されて此の地方をお治めになり、ここは温泉に恵まれ気候風土よく、その上諸物資の豊かな所なので、非常にお喜びになり、ここに居を定められ、当神社が其の跡と伝えられている。その後第十二代景行天皇の御代に御東征になられた日本武尊をおまつりし、第四十三代元明天皇の御代に(約千三百年前・和銅三年)五十猛命をお祀りしたと伝えられている。
 大楠の由来
大昔の大楠を御神体として、よろずの人が信仰していたもので、いわゆるひもろぎ神社であった。
樹齢は二千年以上と謂われております。古くからそのまわりを一周廻る毎に一年間生き延びると
伝えられ、廻った人は医者いらずといい、一名不老の楠とも呼ばれている。此の大楠の由来は宮地直一・加藤玄智両博士の著書にも明かである。
昭和八年二月二十八日に文部省より国定の天然記念物に指定された。
 願事の由来
一、縁結びの神 縁結びの神として古くから知られ今も遠近の人より良縁
  の幸福のご利益があるので、信仰が厚い。
一、商売繁盛・宅地造成・温泉守護の神 昔から商売繁盛・宅地造成・
  温泉守護の神として信仰が厚く、御家繁盛の為ここを詣でる人の絶え間がない。
一、酒断ちの神 古くから酒断ちの神として近くは関東、遠くは関西に至る迄
  大神の御神徳が拡まり、酒の為家庭を破壊し病に悩む身を滅ぼさんとする人は、
  期間を定めて酒を断ち、大神の御利益により数多くの人が救われている。その他諸々の
  願事を大神にすがり、大願成就して日夜詣でる人は絶え間がない。
平成十四年一月吉日 別表社 来宮神社
牧野鳳仙謹書

来宮神社入口の案内看板より

来宮神社 手水舎

手水舎はこんな感じ。奥に並ぶ鳥居が美しい。

龍神様からの聖水にて体を清め、参拝(初詣)へと向かいましょう。

来宮総社稲荷神社と末社七社

入口の鳥居をくぐると稲荷神社が見えてくる。

「稲荷神社」と書かれた石柱を見ながら、早速こちらから参拝。

この鳥居のトンネルは、京都の「伏見稲荷」を思い出す。テンションが上がるなあ。連なる鳥居の先に見えるのが、稲荷神社である。

両サイドには稲荷大社のシンボルでもある狐の像が並んでいる。
こちらの稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社より勧請されたとのこと。やっぱり伏見稲荷は関係があったんだな。

こちらは末社七社。洗練された並び方。
昭和7年不審火により末社七社が焼失したが、令和4年8月1日に復興されたとのこと。

向かって左から

柿本社かきもとしゃ 御祭神|柿本人麻呂かきもとのひとまろ 
床浦社とこうらしゃ 御祭神|少彦名命すくなひこなのみこと、住江三神(住吉三神)、三神「底筒男命」「中筒男命」「表筒男命」
雷電社らいでんしゃ 御祭神|火雷大神ほのいかづちのおおかみ大雷大神おおいかづちのおおかみ別雷大神わけいかづちのおおかみ
八坂神社やさかじんじゃ 御祭神|素戔嗚命すさのをのみこと櫛稲田姫命くしいなだひめのみこと八柱御子神やはしらのみこがみ、素戔嗚命の八人の子供
神武天皇社じんむてんのうしゃ 御祭神|神日本磐余彦尊かむやまといわれひこ[別名]神武天皇
秋葉社あきはしゃ 御祭神|火之迦具土大神ひのかぐつちのかみ (江戸時代以前は秋葉大権現)
小童社しょうどうしゃ 御祭神|大綿津見神おおわたつみのかみ上津綿津見神うわつわたつみのかみ中津綿津見神なかつわたつみのかみ底津綿津見神そこつわたつみのかみ(天満宮 菅原道真公)

と、綺麗に7社が並んでいる。

三峰神社(三峯社)

稲荷大社を後にし、本殿を目指して歩いて行くと次に「三峰神社」が見えてくる。

こちらの神社は、鳥居が真っ黒に塗られている!

御祭神|日本武尊、伊弉諾尊いざなぎのみこと伊弉册尊いざなみのみこと 
こちらの社殿も先ほどの鳥居のように、黒いのが特徴的であった。

御神水取り

三峰神社の近くには、このような御神水が流れる「御神水取り」もあった。
看板を見ると、お水取りには初穂料1,000円掛かるとのことなので、お水を取る際にはご注意を!

来宮神社 本殿

参道をてくてくと歩いていると、ようやく本殿が見えて来た!

今回は1月4日の参拝であったが、朝の早い時間(AM9:00)に参拝したため、あまり混雑はしていなかった。

本殿の右手前辺りに、落ち葉でかわいらしいハートの形が作られていた。
そもそもこれはハート?もしくは猪の目?どっちだろう??

こちらは前回来た時の様子。1月2日だったこともあり、かなり混雑していた。

来宮神社 拝殿前の扁額

来宮神社 拝殿内

厳かに御祈祷が行われていた。

来宮神社由緒沿革

祭神
 大巳貴命おおなもちのみこと
 五十猛命いたけるのみこと
 日本武尊やまとたけるのみこと
由緒沿革
 来宮神社は太古 大己貴命(別名大國主命)が海上遥か西方より諸神を率いて海を渡り伊豆の國の此の地に着かれるや気候温暖にして温泉湧出し 更に海山の幸にも恵まれているので此処に居を定められ当神社が其の跡地と伝へられている 当社及附近からは古代の土器が多數出土する
 人皇第十二代景行天皇の御代に御東征になられた日本武尊をおまつりし 第四十三代元明天皇の
御世和銅三年(約千二百有余年以前)に五十猛命をおまつりした 現代になってからは畏くも大正二年二月に 今上天皇には皇太子殿下の御時 御参拝に相成り幣帛料を御下賜下され 尚三笠宮 久迩宮 両殿下より金一封を賜り更に 三笠宮寛仁親王殿下には御榊を植樹
 伊勢神宮祭主北白川房子様より 来宮神社神額を御染筆下され畏き極みである
神徳
 伊豆の國には古代から来宮信仰が拡まつていたが当社はその中でも最も著名にして諸願成就の神として広く神徳を慕われている 即ち御祭神の御事蹟にあやかり 殖産興業 温泉守護 縁結び 禁酒 交通安全 等を祈念する人々にて踵を絶たない

はるはると尋ねて此こに来の宮の神さみしくも幾代へぬらん 
   織田従四位侍従

来宮は樹齢二千年の樟のもとに御國の栄へ永久に守らん
   佐佐木信綱

大樟の由来
 此の大樟は来ノ宮大神の寄代とされた御神木であつて樹令二千年を數え之を一周すると一年壽命が延びると伝へられている
大正八年に文部省から國の天然記念物に指定された

奉納 御鳳輦昭和亥子会 昭和五十二年七月吉日

来宮神社本殿前の案内看板より

来宮神社 宮神輿

本殿向かって右側には、この宮神輿が鎮座している。

お祭りの際には、海の中を担いで渡るのだそう。一度は見てみたいものである。

來宮神社例大祭 毎年7月14日~16日

 今から約千三百年の昔、御祭神の五十猛命の後神像が漁夫の網にかかり引き上げられました。漁夫が麦こがし・百合根・橙・ところをお供えすると、とても喜ばれたと云われています。祭りの名”こがし祭り”は此の故事から来ており、今でも例大祭には此の四品を神饌としてお供えします。
古より熱海では「麦こがし」に触れ、食することにより無病息災・身体健全になると言い伝えられております。
 毎年例大祭は、7月14日宵宮祭に始まり、7月15日宮神輿渡御、7月16日の神幸祭では、麦こがしを撒く猿田彦命(天狗)の先導により、「42歳の地元男性」が來宮の神々を御鳳輦に乗せ、街の繁栄を祈り市街・浜に降ります。
100年以上続く伝統、総勢500人の御神幸行列は壮大な時代絵巻の再現となります。
〈 熱海こがし祭り山車コンクール 7月15日・16日 18:30~ 〉
                                  来宮神社 神輿庫内案内看板より

来宮神社 来宮弁財天

本殿向かって右側、巨石がドドンと眼前に飛び込んでくるが、その上には「来宮弁財天」が鎮座している。赤い橋を渡ると、弁財天まで行くことが出来る。
弁財天の前には、しめ縄が張られた巨石の圧倒的な存在感で佇む。写真ではわかりづらいかもしれないが巨石の上に蛇の石像が置かれている。
この巨石を触ると金運アップの御利益があるんだとか。ただ、巨石の手前には池があるため正面からは触れられないので、是非ともこの赤い橋を渡って石に触れ、神秘なるパワーを頂きたい。

来宮神社 御神木の大楠(おおくす)

本殿向かって左側に、なんともお洒落な小径がある。ちょっとトトロの小道を彷彿とさせる(?)。この小道の先に大楠が見えてくる。

「天然記念物 来宮神社大樟」の石柱の先に、本当に大きな樟が枝を広げている。
ここに多くの人が集まっていた!
前回はここまで来れなかったので、今回は来れてよかった。

樹齢2000年と言われている大樟。これは一見の価値ありだ。

日本最樹齢の樟 国指定天然記念物 大樟

日本最樹齢の樟 国指定天然記念物 
大樟  
文部大臣指定 昭和八年ニ月二十八日
 樹齢 ニ千年以上
 周囲 ニ十三.九米
 高さ ニ十六米以上
御由緒 
古代においては此の樟へ神の御霊をお招きしてお祀りしておりました。現在は当社の御神木となっております。此の大楠はニ千年の間、世の天変地異を経て今の世に至りましてもその樹勢は衰えずいよいよ旺んにして根は深く大地をふまえ巌石の如き様相を呈し「延命長寿」の象徴とされています。
世の貴顕紳士をはじめあらゆる方々が訪ねて来られ、此の大楠の前たたずみ何物かを感得されて帰られます。
平成十二年五月吉日 別表社 来宮神社
牧野 鳳仙 謹書
                                     大樟前の案内看板より

それにしてもすごい形だ。樟の足元はまるで象の皮膚のようだ。何かが宿っていそうな神秘さを感じる。
ぐるっと一周すると、1年延命出来るとのこと。ありがたや~。

大樟を見下ろせる展望デッキもあり、少し上から見下ろして樟の全貌をみることが出来る。
近くにいる人と比べると、更に大樟の大きさが際立つ。

まめ知識 楠と樟の違い

通常、樹木の「クスの木」の場合は「楠」を使う。
この「クスの木」は、古来南からやってきた木とされ、木ヘンに南の字を当てている。
一方「樟」の字は、薬の木から来ている。
この「クスの木」の精油の主成分である「樟脳(しょうのう)」の文字から来ている。
樟脳は、鎮痛作用、消炎作用から、かゆみ止め、湿布薬などにも使われ、防虫剤としても利用されているとてもありがたい成分なのである。
以上、樟なの?楠なの?についての豆知識でした。

おしまい

アクセス

住所

所在地静岡県熱海市西山町43−43
最寄駅「JR伊東線来宮駅」下車 徒歩6分
駐車場情報有料の専用駐車場あり
 ※詳細はこちらを参照 https://kinomiya.or.jp/top/praying/access/ 
公式サイトhttps://kinomiya.or.jp/

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ご当地グルメ

熱海市 しらすと桜エビ 「KICHI+(キチプラス)」

生しらすと桜えび丼
さくらえびの、少しカリっとした食感と生しらすのつるんとした食感がマッチして、とても美味しかった。

生しらすと釜揚げしらす丼
プリンとした生しらすと、しらすの風味がより際立った釜揚げしらす、一度で二度おいしい贅沢な丼。

熱海駅からすぐの、仲見世商店街の一角にあるお店。店内はおしゃれで、ちょっとしたカフェのよう。おいしいしらす丼をリーズナブルな価格で食べることが出来る。

公式ホームページ:https://www.cafe-kichi.com/kichi+/

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