甲斐武田神社の御朱印|武田信玄を祭神とする武田氏館跡にある神社(山梨県 甲府市)

山梨県
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甲斐武田神社は、かつて武田氏の館があった場所に創建された神社だ。しかも、その創建は意外にも大正時代に入ってから行われたものなのだそう。古代に館が壊されたとはいえ、この地を大切に守り続けた地元の人々の、武田氏に対する深い尊崇の念に思いを馳せながら、散策した。

参拝日:2023年7月27日
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神社の紹介

  • 1519年(永正16年)、武田信虎が武田氏館躑躅ヶ崎館つつじがさきやかた」を建築
    • 一帯には家臣団が住み、武田城下町が形成される
    • 武田信虎、信玄、勝頼の三代にわたって武田家の中心地として栄える
    • 1582年(天正10年)に武田氏が滅亡した後もしばらく中心地だった
  • 安土桃山時代以降、館の南方に「甲府城」が築城される
    • 武田氏滅亡後の1600年に、躑躅ヶ崎館は壊される
  • 江戸時代には「古城」や「御屋形跡」と呼ばれ、旅行者が訪ねる程度の場所に
  • 1880年(明治13年)、明治天皇が山梨県巡幸を行う
    • 武田信玄ゆかりの寺社の調査や保存のために「保存金」が下賜される
  • 1899年(明治32年)に、武田信玄を祀る神社の建設運動が起きる
  • 1919年(大正8年)に「甲斐武田神社」が創建される

正式名称

 甲斐武田神社かいたけだじんじゃ

御祭神

 武田信玄たけだしんげん

御朱印

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みどころ

武田神社前

武田神社の標柱の先に橋があり、それを渡った先に鳥居が見える。

立派な石垣が見える。躑躅ヶ崎館跡地に鎮座したと言われているが、まるで城のような作りだったことが良くわかる。

武田神社 社号標柱

立派な標柱だ。

武田神社 鳥居前

鳥居が、一段上がった高台にあることもわかる。外からの様子は、まさに城跡だ。

この武田神社は、武田氏の館跡に建てられており、階段の左右には立派な石垣が積まれている。当時の武田氏が大きな権力を持っていたことが容易に想像できる。

武田信玄が祀られている神社だけに、とても立派な狛犬が出迎えてくれる。この迫力には圧倒された。大正時代の創建とのことなので、この狛犬もその時のものかな?

参拝当日は気温38度でまさに酷暑だったが、神社に着いた途端に豪雨と雹の嵐に見舞われた。30分くらい車内で待機し、雨が止むのを待つ。雨が上がり外へ出ると、なんと外気温は24度まで下降していた。
こんなこともあり、参拝客もまばらで涼しく参拝が出来た。

武田神社 手水舎

鳥居をくぐると左側に手水舎が見える。

手水鉢は武田菱の形をしており、屋根にも同様の武田菱が施されているのを発見。細部にまで武田氏の象徴が散りばめられていた。

水は四方にチロチロと流れている。

上から見るとこんな感じ。武田菱がカッコイイ!

身を清めたので、いよいよ本殿へ!

参道の足元にガムテープが貼られている。土日や初詣などの時期には結構混む神社なのだろう。

趣があって良いなあ。

武田神社 拝殿

大正時代に創建された、立派な拝殿。屋根は檜皮葺で、威厳を感じる。この奥には本殿が鎮座している。

武田神社 扁額

近づくと、木造の歴史を感じる。

拝殿の向こう側に本殿が少し見える!
神社に参拝した際は拝殿だけでなく、本殿が見られる場合はしっかりと見ておきたい。

武田神社 本殿

拝殿の裏手に廻ると本殿が鎮座していることがわかる。拝殿が参拝する人のための建物であるのに対し、本殿は神のための建物と言える。ゆえに、参拝客へ見せるために建てられていない。拝殿の裏手に回って僅かに姿を拝めたらラッキー。

この角度からも、拝殿から見えた御簾みすが見える。

武田神社 社務所

社務所に、御朱印受付窓口がある。

①のみ、帳面へ直接押印してくれるとのことで、300円。
②の信玄立ち姿が入ったものは、書置きタイプのみとのこと。

甲陽武能殿

「甲陽」の意味、は甲斐(山梨の旧国名)の国が光り輝く様を表した呼び名。
「武能」は武田氏の「武」と、能楽の「能」を足した言葉。武士と能楽は密接なつながりがあることから、この武田神社にこのような舞台が作られた。

雨ざらしなのがびっくり。この日も直前にスコールに見舞われたため、床が濡れている。保存も大変だろうな。

武田神社 さざれ石

さざれ石も発見。ありがたや~。

おしまい

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アクセス

住所

所在地山梨県甲府市古府中町2611
最寄駅「JR中央線 甲府駅」下車 バス利用で約8分
駐車場情報専用の無料駐車場あり(154台)
公式サイトhttp://www.takedajinja.or.jp/

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