千葉市や東金市で有名な厄除け不動のお寺に参拝してきた。このお寺は正式には「徳道寺」と呼ばれ、関東地方で三大厄除け不動の一つとして知られている。特にお正月には多くの参拝客でにぎわい、その数はなんと60万人もの人々が訪れるほどだ。千葉県内では参拝者数が3番目に多いお寺とだ。 参拝日:2022年5月2日
お寺の紹介
- 通称「千葉厄除け不動」として知られる
- 鎌倉・室町時代に、鎮西奉行として力を持った「太宰小弐武藤嘉頼」が祀られている
- 鎌倉時代中期、妙泉法印が開基
- 1989年(平成元年)、徳道が中興
- 千葉県東金市に移り、不動明王を勧請
- 水子供養の地蔵堂「千葉子安地蔵尊」や、縁結び大社が建立されている
- 総合仏教寺院で、護摩祈祷などの密教と妙法蓮華経や阿弥陀念仏などの顕教が両立している
- 千葉の初詣参拝者数ランキング
- 1位 成田山 新勝寺 309万人
- 2位 千葉神社 63万人
- 3位 妙泉寺(千葉厄除け不動尊) 60万人
- 4位 香取神宮 50万人
- 5位 大本山中山法華経寺 35万人
- 6位 稲毛浅間神社 30万人
- 7位 櫻木神社 12万人
- 8位 姉崎神社 3万人
正式名称
関叡山 徳道寺 |通称 千葉厄除け不動尊
宗派
天台宗
御本尊
不動明王
御朱印
みどころ
千葉厄除け不動尊大鳥居
国道126号沿いにあり、少し入ると一の鳥居がお出迎え。大きな駐車場があるので、初詣などのピーク時には参拝客が多いことが分かる。
こちらの鳥居の形が珍しい。調べてみるとこの形は「山王鳥居」と呼ばれ、鳥居の上に山を模した合掌状装飾が施されている。また、扁額には山号である「関叡山」と書かれている。
ちなみに、こちらが二の鳥居だ。この鳥居は一般的なデザインだが、お寺で朱色の鳥居を見るのは珍しいかもしれない。少し神社のような雰囲気も感じられる。昔の名残なのか、このお寺が総合仏教寺院だからなのか。また、この鳥居の扁額にも山号である「関叡山」の文字が書かれている。
ペット火葬・人形供養
こちらのお寺では、ペット火葬や人形供養も行って頂ける。
お寺付属であるため、安心感はあるのは間違いない。
公式HPはこちら… https://www.yaku-yoke.com/doubutukuyo.html
上総国と下総国の国境
この千葉厄除け不動尊の境内は、かつての国名である「上総国」と「下総国」の国境を通っていたのだそう。現在では、その国境は東金市、八街市、千葉市の市境ともなっている。ちょっとしたお散歩で、この3つの市を行き来することができるのは面白い。ただ、具体的な場所は分からなかったのが残念。次回改めて探してみようと思う。
千葉厄除け不動尊北中門
境内に足を踏み入れると、はとバスツアーなども訪れるほど、非常に有名なお寺であることがわかる。
千葉厄除け不動尊の境内案内図
このお寺では、さまざまな建物や神様が祀られており、見どころもたくさんありそうだ。
千葉厄除け不動尊の由来
鎌倉中期に開山された、歴史あるお寺であることが分かった。九州の権力者を祀っていると書かれている。もとは、九州方面のお寺と縁があったのだろうか。
千葉厄除け不動尊の手水舎
千葉厄除け不動尊のとげぬき地蔵
遥か筑前(今の福岡県)から、縁あって来たお地蔵様がこの地に埋められていると書いてある。やはり元は九州の方なのだ。
こちらが、九州からやって来たお地蔵様。お参りの作法について、看板に詳しく記載があるので、願掛けをしてみては。
普段見るお地蔵様とは雰囲気が違い、そこはかとない優美さを感じる。周りにもたくさんのお地蔵様が。
千葉厄除け不動尊の総合受付
こちらで御守や祈祷の受付、御朱印を頂ける。とても大きな建物だ。
千葉厄除け不動尊金色堂
お堂内の撮影は禁止とのことなので、ここからパチリ。最近改築したのか、とても綺麗なお堂だった。
千葉厄除け不動尊本堂の護摩堂
それではいよいよへ本堂の護摩堂へ。
千葉厄除け不動尊の香炉
と、その前に香炉に献香をしてからお参りをすることに。
ここの厄除けは色々な厄除けができるようだ。邪気を払うにはピッタリの場所。
それでは点火
お香の巻き紙は、格式が高いと言われる紫色のものを選んでみた。
この護摩堂に、御本尊の不動明王が安置されている。
こちらにも、参拝のお作法がわかりやすく看板に書かれているので、それに従い参拝。
こちらも堂内の撮影は禁止されているので、ここから控えめに。。。
おしまい
アクセス
住所
所在地 | 千葉県東金市山田1210 |
最寄駅 | 「JR外房線 土気駅」下車 タクシーで10分 |
駐車場情報 | 専用の駐車場あり |
公式サイト | https://www.yaku-yoke.com/ |