目次
神社の紹介
- 全国に約3,000社ある春日神社の総本社
- 768年(奈良時代の神護景雲2年)に「藤原永手」が創建
- 鹿島の武甕槌命、香取の経津主命、天児屋根命、比売神を併せ、御蓋山の麓に四つの社殿を造営して春日社を創祀
- 平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために建てられ、中臣氏・藤原氏の氏神を祀る
- 武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされ、鹿を神使とする
- 813年(弘仁4年)「藤原冬嗣」が興福寺に南円堂を建立
- 本尊の不空羂索観音が、春日社の第一殿の祭神・武甕槌命の本地仏であるとされた
- 神仏習合が進み、春日社と興福寺は一体化し、春日大明神は法相擁護の神とされた
- 947年(天暦元年)から、神前読経が始められた
- 神前読経は当初は興福寺の僧だけではなく、東大寺の子院・東南院の僧も行っていた
- 明治の神仏分離令により、仏像仏具は撤去され徹底的に仏教色は排除された
- 春日社にあった興福寺関連の建物は、名称を変更されて使用されたり、破却処分にされた
- 1871年(明治4年)に「春日神社」へ改称、官幣大社に列することになり「官幣大社春日神社」となる
正式名称
春日大社
御祭神
第一殿 武甕槌命 (藤原氏守護神)
|雷神、または剣の神とされ、軍神として祀られる
|鹿島神宮の主祭神としても祀られている
第二殿 経津主命
|刀剣の威力を神格化した神
|香取神宮の主祭神としても祀られている
第三殿 天児屋根命
|藤原氏(中臣氏)の祖神
|春日権現、春日大名神とも言う
第四殿 比売神
|天児屋根命の妻※その正体は天照大御神であるとの説がある
御朱印
みどころ
「世界遺産 春日大社」の石碑
伏鹿手水所(ふせじかのてみずしょ)
なんとも珍しく、鹿の咥えた筒から水が出ている。ここが春日大社の手水舎である。
春日大社の主祭神である武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、春日大社では鹿を神使としているとのこと。
春日大社の南門
高さが12mもある立派な楼門。
この南門をくぐると回廊の中に入れる。
東回廊
釣り燈籠がずらりと並んでいる。真新く金色に輝く燈籠や、古く青緑色になった燈籠があり、そのコントラストも素晴らしい。
中門・御廊(ちゅうもん・おろう)
御本殿の直前にある楼門で約10mの高さがある。立派だ。
新緑と朱色のコントラストがとても美しい。写真奥の森には藤の花が咲いており、山間の春を感じる風景だ。
2,000基もある石灯籠
春日大社は、日本一の燈籠の数を誇っており、2,000基もの石灯籠があるとされている。また、釣燈籠も1,000基あるのだそう!すごい数!
このような青銅の燈籠もある。
まとめ
参拝したときは、ゴールデンウィークの真っただ中で、神社の周りには藤の花が咲き誇っていた。神社と合わせて、その美しい景観に心を奪われた。藤原氏の頃に創建されたということだけあって、歴史を感じされる奥ゆかしくも美しい神社だった。また、春日大社には鹿が多く生息しており、神使として大切にされている。鹿にエサをあげることもでき、こちらも楽しむことができた。
アクセス
住所
所在地 | 奈良県奈良市春日野町160 |
最寄駅 | 「近鉄奈良線 近鉄奈良駅」下車 徒歩21分 |
駐車場情報 | 専用の有料駐車場なし |
公式サイト | https://www.kasugataisha.or.jp/ |