- 皆さまは、頂いた御朱印をじっくり観察したことはありますか?
- お寺や書く人によって、同じ御朱印でも個性が全く異なります。
- はっきりと読みやすい字、崩した特徴ある字、達筆すぎて解読不能の字、見たことない字など。
- これを、ただのスタンプとしちゃうのはモッタイナイ!
- せっかく書いていただいた御朱印は、お寺をもっと知るチャンスです。
- 書いてくれた人に、『これ何て書いてあるんですか?』と聞くのも大いにアリなんです。
- 忙しい時間帯でなければ、詳しく教えてくれますよ。
- というわけで、ここではよく見かける御朱印4パータンについて、解説してみました。
御朱印とは
まずは、御朱印についての本来の目的から。
御朱印は、かつて寺院を参拝し、写経を納めた証として頂くものでした。しかし、時代の変遷とともに簡略化され、現在多くの人がそうするように、参拝の記録として頂けるものとなりました。したがって、参拝の記録として頂く場合は、お参りを終えた後に御朱印を頂きましょう。
大きなお寺では、先に御朱印をお願いして参拝後に受け取るシステムになっている場合もあるので、臨機応変に。
御朱印のいただき方
まずは御朱印帳を用意
御朱印は、『御朱印帳』という帳面に書いていただくことが一般的です。なので、まずは御朱印帳を購入しましょう。御朱印帳は、お寺で販売しているので、初めて御朱印を頂く場合には参拝したお寺で選ぶとスムーズです。
お寺ごとに色々なデザインの御朱印帳を販売しています。お気に入りの御朱印帳を探して、お寺を参拝する目的にするのも良いかもしれません。
鎌倉|円覚寺
東京|増上寺
奈良|東大寺
尾道|千光寺
鎌倉|長谷寺
日光|輪王寺
最近では、ネットショップでも様々なタイプの御朱印帳が購入できます。じっくり探してみるのも良いですね。
御朱印はどこでもらえるの?
御朱印は、お寺の寺務所や本堂内で頂くことが一般的です。
また、「御朱印受付」の案内板が設置されているお寺が多いので、場所が分からず迷うことはほとんどありません。
御守やおみくじ、お札の販売所で御朱印を書いていただける場所も多いので、まずは売り場へ足を運んでみましょう。
稀にインターホンを押して書いていただくお寺もあります。そんな時は、勇気を出してピンポンを押して御朱印をいただきましょう!
一気にハードルが上がるけど、それもまた思い出になります。
御朱印書のいただき方
御朱印の受付所で、お願いしましょう。
整理番号を書かれたカード等を手渡されることがあります。1枚ずつ手書きで書いてくれるようなお寺は、時間がかかるので少し待ちます。
あとは、御朱印料を払えばOK!
ほんの1~2年前(令和5年現在)までは300円が一般的でしたが、今は500円が主流となっているようです。
お寺の御朱印と神社の御朱印って分ける?
頂く御朱印が増えてくると、お寺と神社の御朱印が同じ御朱印帳に混在するが気になるシーンも出てくるのではないでしょうか。
これは、特にルールはないので、気にしなくでも大丈夫◎
今でこそ「お寺」と「神社」は明確に分かれていますが、明治時代まではお寺と神社は一緒に祀られていました。いわゆる「神仏習合」と言われています。
今も、神社と仏教が一緒にお祀りされた神社もあります。
ということで、個人的に分けたければ2冊持つ、一緒でOKと思えば1冊で頂けば良いでしょう。
ただ、稀に1冊の御朱印に書き入れることを断られる場合もあります。そのような場合は、無理なお願いは控え、寺社の意向に従いましょう。
なんて書いてある?御朱印の見かた
ここからは、実際に御朱印にはどのようなことが書いてあるか見ていきましょう。
中央に本尊の名前が書かれている場合|例:建長寺(鎌倉)
中央に本堂のお堂の名前が書かれている場合|例:寛永寺 根本中堂(上野)
中央に御本尊の名前が梵字で書かれている場合|例:成田山新勝寺 大塔(成田)
中央に日蓮宗や法華経のお題目が書かれている場合|例:身延東京別院(小伝馬町)
まとめ
このように一言で御朱印と言っても様々なバリエーションがあります。文字や印の一つ一つに意味があり、それを読み解くことでますますお寺についても理解が深まります。