神社の紹介
- 千葉市寒川地域の厄除け神明宮(伊勢神宮の神々を祀る)として親しまれている
- 新明神社または伊勢明神と呼ばれていた
- 1591年(天正19年)、徳川家康が社領十石を寄附
- 1868年(明治元年)に社号を「寒川神社」と改称
- 度重なる火災により多くの被害を受けたが神鏡・神幣・獅子頭は焼失を免れている
- 神殿の下に石室があり、神宝として「獅子頭」が封じられている
- 漁師の網に獅子頭が掛かり持ち帰り寒川神社へ奉納
- 以降、沖合の船の転覆が相次いだことから石室を造りそこへ封じたと言われる
- 造りは桐材の漆塗りで、鎌倉時代に造られたとする説がある
- 頭の内側に1481年(文明13年)に修理したことを示す朱墨銘がある
- 8月の例大祭では、神輿を担いで海に入り海中御渡する「御浜下り」が行われる
- 昭和30年代後半に行われた出津港埋め立てにより一時中断
- 2000年(平成12年)に御浜下りが復活
正式名称
下総國 寒川神社
御祭神
天照大御神
寒川比古命
寒川比売命
御朱印
御朱印所
みどころ
千葉寒川神社一の鳥居
こちらが千葉市寒川町にある寒川神社。地域密着型の神社だ。
尚、「寒川神社」とあるが、神奈川の「寒川神社」とは全く関係無いそうだ。
夜になると提灯に灯が付くのかな?例祭の時期にはもう少し提灯が増えそう。綺麗だろうな。
こちらは木製の鳥居。
鳥居の奥が駐車場になっている。駐車台数は乗用車4、5台程度かな?
千葉寒川神社の手水舎
鳥居をくぐると、右手に立派な屋根の手水舎がある。水が出る部分になっている龍の銅像がカッコいい!
今にも動き出しそうなこの躍動感!!
「ぐへへへ!よく来たな。ここで手を清めていけ!!」とでも言ってそうだ。
千葉寒川神社社号標柱
一の鳥居をくぐり、社務所の前にある。
千葉寒川神社一の社務所
こちらで御朱印を頂く。
中はこんな感じ。見開きタイプの書置き御朱印が何種類か用意されているようだ。
選びきれなかったのでおススメを伺ったところ、この例祭に御浜下りをしているタイプを勧められたので、こちらを頂くことに。
日にち限定の御朱印もあった。
千葉寒川神社二の鳥居
こちらの鳥居は石鳥居だ。注連縄がかけられていてとても立派。
さて、いよいよ本殿に向かう。
千葉寒川神社の本殿(拝殿)
木造で趣のある社殿だなあ。
千葉寒川神社本殿の扁額
千葉寒川神社本殿内
まずは御神体として置かれている鏡が目に飛び込んでくる。この鏡は主に天照大御神を祀る神社でよく見られるものだそう。鏡は太陽を象徴しており、また、岩戸の神話においてもアマテラスが鏡を利用したことから、鏡が御神体として祀られる理由となっている。
千葉寒川神社「寄せ宮」
狛犬が石垣に乗っているが、丸い石で南国風に見える。可愛らしい。
この3社の寄せ宮形式の建物の左から「迦具土神社」「稲荷神社」「疱瘡神社」の順に祀られている。
稲荷神社(中央)
朱色の鳥居と狐で稲荷と分かった。
疱瘡神社[ほうそうじんじゃ](向かって右)
疱瘡とは天然痘のことであり、疫病退散を祈願した神社。疱瘡が、人々の暮らしを脅かす病気だったことが良くわかる。藁にも縋る思いでこの神社へ祈ったのだろう。
迦具土神社[かぐつちじんじゃ](向かって左)
迦具土とは父・伊邪那岐命と母・伊邪那美命との間に生まれた神様で、火の神様でもある。
千葉寒川神社の神輿庫(しんよこ)
この建物の内部には御神輿が安置されているそうだが、内部を見ることはできなかった。この建物自体も本殿や寄せ宮と同じような造りをしており、寒川神社の建物全体に統一感がある。
おしまい
アクセス
住所
所在地 | 千葉県千葉市中央区寒川町1-123 |
最寄駅 | 「JR内房線/外房線 本千葉駅」下車 徒歩9分 |
駐車場情報 | 専用の無料駐車場あり(若干数) |
公式サイト | https://chiba-samukawa-jinja.or.jp/ |