目次
お寺の紹介
- 1053年(平安後期)に、関白「藤原頼道」が建立した国宝
- 藤原摂関時代をしのぶ唯一の遺構
- 1994年(平成6年)に登録されたユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成物件の一つ
- 阿弥陀堂は池の中島に建てられており、水面にその姿を映す
- 正面から見た姿が、翼を広げた鳥のように見えることから「鳳凰堂」と呼ばれるように
- 17世紀以来、「天台宗」と「浄土宗」を兼る
- 現在は特定の宗派に属していない
- 塔頭の修験宗聖護院末寺「最勝院」と浄土宗「浄土院」が年交代制で共同管理。
- 平等院の変遷
- 光源氏のモデルともいわれる「嵯峨源氏」の左大臣「源融」の別荘
- 陽成天皇、宇多天皇に渡る
- 朱雀天皇の離宮「宇治院」となる
- 宇多天皇の孫「源重信」に渡る
- 998年(長徳4年)、摂政「藤原道長」の別荘「宇治殿」となる
- 関白「藤原頼通」が宇治院を寺院に改め、名を「平等院」とした
- 本堂は元々宇治殿の寝殿であった
正式名称
朝日山 平等院
御本尊
阿弥陀如来
御朱印
みどころ
平等院の寺号標柱
平等院鳳凰堂のパンフレット
※平等院の公式サイトよりダウンロードできます。
平等院の庭園
境内に入ってすぐの庭園。つつじが綺麗に咲いていた。
平等院鳳凰堂|横からのアングル
平等院鳳凰堂を、あまり見ない横からパチリ。
平等院鳳凰堂|平成の大改修の前と後
比較:正面右側 改修前
比較:正面右側 改修後
比較:正面 改修前
比較:正面 改修後
鳳凰|平成の大改修の前と後
改修前
改修後
青銅の鳳凰から金色の鳳凰に変化していた。
本堂の阿弥陀如来坐像
中央の本堂には阿弥陀如来坐像が鎮座している。
中にも入れるが、撮影禁止だったため写真はなし。残念。
優美な鳳凰堂
日本のお金のモデルとなる鳳凰堂
10円の平等院は有名だが、実は1万円札にも平等院鳳凰堂の鳳凰が描かれている。
余談ではあるが、小学校の頃に学校の先生が「この10円に書かれている鳳凰堂の扉をよく見ると閉じたり、閉まったりしている」と言う話をしてくれたのを思い出した。
あのお茶で有名な福寿園
平等院と言ったら「宇治」、宇治と言えば「お茶」も有名。
福寿園の創業者が「福井伊右衛門」なのである。あの伊右衛門なのである。
平等院までの参道を散策
平等院へ向かう参道は「かおり風景100選」にも選ばれている。
確かにに歩いているとお茶屋さんが多く、ほうじ茶の香ばしい匂いがそこかしこから漂ってくる。
まとめ
藤原氏の全盛期に建立された平等院鳳凰堂は、左右対称の美しいシンメトリーを描く建築物だ。実際に目の前にすると、その美しさに息をのむこと間違いなし!修復前の建物も、時の流れを感じる風格があったが、修復後の輝かしい姿もまた美しいものだった。当時の人々が見ていた景色と同じだと思うと、その歴史的な価値も感じる。
アクセス
住所
所在地 | 京都府宇治市宇治蓮華116 |
最寄駅 | 「JR奈良線 宇治駅」下車 徒歩10分 「京阪宇治線 宇治駅」下車 徒歩10分 |
駐車場情報 | 専用の有料駐車場なし※近隣のコインパーキングを利用 |
公式サイト | https://www.byodoin.or.jp/ |