目次
お寺の紹介
- 鎌倉時代、執権として活躍した北条氏の邸宅跡(通称小町邸)
- 北条氏が代々住んでいた(泰時・経時・政村除く)
- 元弘の乱による鎌倉討伐で新田義貞が攻め入った際、屋敷は焼失
- 1333年北条氏滅亡後、北条氏の霊を弔うために「宝戒寺」を建立
- 建立したのは後醍醐天皇の命を受けた「足利尊氏」
正式名称
金龍山 釈満院 円頓宝戒寺
御本尊
地蔵菩薩
御朱印
中央に「子育経読地蔵尊」、左下には「宝戒寺」と記載。
御朱印所について
ご本堂内にて御朱印を頂く。
拝観料
一般:300円 中学生:200円 小学生:100円 ※2022年3月4日現在
みどころ
寺院名碑
石碑(北條執權邸舊蹟:北条執権邸旧跡)
石碑には「北條執權邸舊蹟」とある。大正7年に建てられたもの。
この地に北条氏の小町邸があり、執権となった人物は概ねここに住んでいたとのこと。元弘3年に新田義貞が攻め入り、屋敷は灰燼に帰した。足利尊氏が寺を建立する際、北条氏の菩提寺となっていた「東勝寺」をこの地に再興し、「宝戒寺」と名付けた、とある。
本堂へ向かう参道
宝戒寺を訪れたときは、ちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を放送しており、義時ゆかりの地として看板やのぼりが設置されていた。
御本堂
この頃はちょうど梅の時期で、ほのかに甘い香りが漂い、心地よかった。
御本堂内|延命地蔵尊
ご本尊である「延命地蔵尊」の提灯が、雰囲気を醸し出している。
写経
敷地の奥にある山吹色の建物で、写経体験をさせてもらった。時期的に人が少なく、貸し切り状態で静かな中での写経となった。一文字一文字、思いを込めての写経。心が洗われるような気がするので、またどこかで体験したい。ここ、宝戒寺は夕方ごろがおすすめ。
北条家家紋『三つ鱗』
敷地のあちらこちらに、北条家の家紋「三つ鱗」を見つけることが出来る。
まとめ
今回は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映中に、関連するお寺への訪問となった。ドラマの世界とは言え、歴史上の人物をリアルに感じながらの訪問となり、大変興味深く拝観させていただいた。宝戒寺の成り立ちを追うことで、偉人たちの心のうちに少し触れた気持ちになれた。
アクセス
住所
所在地 | 神奈川県鎌倉市小町3-5 |
最寄駅 | JR横須賀線「鎌倉駅」下車東口より徒歩13分 |
駐車場情報 | 専用駐車場なし |
公式サイト | https://hokaiji.com |