十王とは?|故人を救いたくて頑張っている「地獄の裁判官」+閻魔大王のご真言

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まず初めに知っておきたいコト

そもそも十王ってなに?

  • 十王とは、地獄において亡者(亡くなった人)の罪状に裁きを下す裁判官の仏たち10尊のこと。
  • 人が亡くなってから行われる法要のたびに、亡者は、各王から処遇を言い渡される。

十王の種類

  • 秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻羅王、変成王、太山王、平等王、都市王、五道転輪王
  • 十王は、皆さまが一度は行ったであろう「法事」に深~く密接している。

死後の裁判っていったい何?

  • 人が亡くなると、遺族によって、葬式・初七日・四十九日・一周忌・三回忌・・と法要を行うが、この法要ごとに各王の庁舎で亡者の罪状に裁きを下す裁判が行われる。
  • これにより、次に生まれ変わる世界が決まるとされている。
  • 普段行っている法要は、「十王」に故人の善行を伝えるための大事な大事な行事なのだ。

死後、次に生まれ変わる世界とは…

  • 「六道輪廻」と言い、この世の命は全て「六道」と呼ばれる6つの世界に何度も生まれ変わるとされている。
  • この「六道輪廻」考えは、仏教発祥の地、インドから広まった考えとされている。
  • 6つの世界は「地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天上道」からなる。

仏教にとって最も大事な五戒とは

仏教での約束のことをといい、特に重要なのが以下の五戒である

  • 不殺生戒(ふせっしょうかい):殺生(生き物を殺すこと)をしてはいけない
  • 不偸盗戒(ふちゅうとうかい):人の物を盗んではいけない。
  • 不邪淫戒(ふじゃいんかい):邪(よこしま)なこと(不倫)を行ってはいけない。
  • 不妄語戒(ふもうごかい):妄言(もうご=嘘)をついけはいけない。
  • 不飲酒戒(ふおんじゅかい):飲酒をしてはいけない。または酒に溺れてはならない。

十王とそれぞれの役割について

一:秦広王(しんこうおう)

秦広王

秦広王とは

初七日に出会う、殺生の罪を裁く王

【審議の内容】
仏教の五戒を守っているか、亡者の生前の殺生の罪を問いただし、書類審査を行う。

【判決結果】
罪の軽量によって三途の川のどこを渡らせるかを決める。

【十三仏】
不動明王(ふどうみょうおう)の化身

秦広王(しんこうおう)の説明文

初七日に出会う王。殺生(せっしょう)の罪を問いただす。

人がこの世に生まれると、その人の左右の肩に「倶生神」(ぐしょうじん)が一神ずつ宿(やど)ります。一神はその人の善(よき)事のみを、一神はその人の悪(あ)しき事のみを一生涯(いっしょうがい)に渡り監視(かんし) 記録(きろく)しています。
秦広王は倶生神の報告受け、亡者が生前にどの様な殺生の罪を犯したかを調べ、罪の軽重により 「三途(さんず)の川」のどこを渡るかを決定し、「閻魔帳」に記録します。
私達は生きていくために、必ず食事をします。 私達が食べる食品はすべて命有るものです。 一切の殺生をしないと決めて何も食べなければ、死んでしまいます。 自分の命は一つではありません。私達の腸にはビフィズス菌・大腸菌などの命が存在し食物を分解し栄養の吸収を助けてくれています。私達の命は多くの命が「共生 (きょうせい)」して生かされています。私達は頂いた多くの命に感謝しましょう。
遺族が初七日法要を勤めるのは、亡者が四十九日の冥途(めいど)の旅で苦しみにあう事が無い様、お地蔵様にお導(おみちびき)きを願って勤めるのです。

二:初江王(しょこうおう)

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初江王とは

二・七日(14日目)に出会う、盗みの罪を裁く王

【審議の内容】
秦広王の裁きを受けた亡者が、三途の川を正しく渡ったかどうかを調べ、さらに生前の盗みについての審判を行う。これには生前に亡者が関わりあった動物が呼ばれて、亡者についての証言を聞くと言い、絶対に逃れることはできない。

【判決結果】
罪の軽量によって三途の川のどこを渡らせるかを決める。

【十三仏】
釈迦如来(しゃかにょらい)の化身

初江王(しんこうおう)の説明文

二・七日に出会う王。偸盗(ちゅうとう)※盗み の罪を問いただす。

説明書きが無いため未記入となります。

三:宋帝王(そうていおう)

宋帝王

宋帝王とは

三・七日(21日目)に出会う、邪淫(不貞)の罪を裁く王

【審議の内容】
三途の川を渡った後、邪淫(不貞行為)の罪を問いただす。

【判決結果】
生前に邪淫の罪を犯した亡者は化け猫に切り裂かれ、大蛇に巻き付かれ骨を砕かれるとても恐ろしい目にあう。
罪の軽重を「閻魔帳」に記録され、亡者と共に次の王に送られる。

【十三仏】
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の化身

宋帝王(そうていおう)の説明文

三・七日に出会う王。邪淫(じゃいん)の罪を問いただす。

「三途の河」を渡った岸の上に宋帝王の官庁(かんちょう) があります。官庁の前には恐ろしい化け猫が群がり、大蛇 が列をなして出てきます。
生前に邪淫の罪を犯した亡者は化け猫が身体を爪で切り裂 きます。大蛇は邪淫の罪を犯した亡者の身体に巻き付き縛 (しばり上げ体中の骨を砕(くだ)きます。
仏教は、快楽を与えてくれる存在を次から次へと求める欲 求や熱望は「貪(むさぼり)」と同義語で、「渇愛(かつあ い)」と言います。「喉(のど)がかわいた者が水を求めるような激しい欲求」であり「苦」の原因です。「不倫行為」は渇愛により引き起こされ、邪淫の罪となります。愛する 人を奪うば)われると怒りとなり、愛する人を喪(うしな)えば悲しみとなり、愛する人に裏切られると憎(にく) しみとなります。 快楽を与える存在を求める熱望が愛です。愛に執着(しゅちゃく)すれば「愛憎(あいぞう)」は一体となり、愛するが故に苦しみと成ります。
宋帝王は邪淫の罪の軽重(けいじゅう)を「閻魔帳」に記録し亡者と共に次の五官王の官庁へと送ります。

四:五官王(ごかんおう)

五官王

五官王とは

四・七(28日目)に出会う、人間の五官(目、鼻、耳、舌、手)を司る王。

【審議の内容】
言葉や心で犯す罪(生前に嘘をついていないか、言葉によって人を傷付けていないか)を問いただす。

【判決結果】
亡者は七つの秤にかけて罪の軽量を「閻魔帳」に記録し、亡者と共に次の王に送られる。

【十三仏】
普賢菩薩(ふげんぼさつ)の化身の化身

五官王(ごかんおう)の説明文

四・七日に出会う王。言葉や心で犯す罪を問いただす。

五官王の官庁は左に「秤量舎(ひょうりょうしゃ)」右に「勘 録舎(かんろくしゃ)があります。亡者はまず秤量舎の七 つの秤(はかり)にかけられ罪の軽重を計られます。
 人の守るべき教え「十善戒(じゅうぜんかい)」の内、不殺 生・不偸盗・不邪淫の身体による「三つの罪(つみ)」は前、 三王による取り調べにより閻魔帳に記録されています。
 秤量舎おいて、残る七つの罪を七つの秤(はかり)で取り 調べます。不妄語(ふもうご嘘(うそ)をつかない) 不綺 語(ふきご・人を惑(まど) わすことを言わない) 不悪口 (ふあっく・人の悪口(わるぐち)を言わない) 不両舌(ふ りょうぜつ・人を仲(なかたがいさせることを言わない) の言葉による四つの罪。無貧(むひん・物惜(ものお)しみ をしない) 無瞋(むしん・怒(おこる)ことはいけない) 邪 見(じゃけん・因果応報の教えを無視した考え・信仰)の心 による三つの罪、言葉と心、合わせて七つの罪を調べます。
 五官王は勘録舎において、亡者が十善戒の何を守り、何を 犯したか、秤量舎における取り調べの結果を閻魔帳に記録 し、亡者と共に閻魔大王のもとに送ります。

五:閻魔王(えんまおう)

閻魔大王

閻魔王とは

五・七(35日目)に出会う、冥界(死後の世界)の最高の王であり裁判の最高決定権者

【審議の内容】
先の王の供述を元に、亡者がどこに輪廻転生するかを審議する。

【判決結果】
六道(天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)のどこに輪廻転生するかの決定を行う。

【十三仏】
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の化身

閻魔王(えんまおう)の説明文

五・七日に出会う王。 亡者がどこに輪廻転生(りんねてん しょう)するかを決定します。

閻魔大王は冥界(めいかい・死後の世界) の最高の王です。
それまでの四王による取調(とりしらべ)を記録した閻魔 帳の他「俱生神(ぐしょうじん)」「人頭杖(じんとうじょ う)」「浄玻璃(じょうはり)の鏡」により、亡者の罪をもう 一度取調べます。その結果により亡者が「六道(ろくどう)」 の地獄 (じごく) 餓鬼(き) 畜生(ちくしょう) 修羅(し ゅら) 人間 (にんげん) 天上 (てんじょう)」のどこに輪廻転生するかを決定します。
仏教とは二千五百年ほど前インドに生まれた「お釈迦様(お しゃかさま)」が「仏(ほとけ)」と成り説いた「教(おし え)」のことです。仏教以前のインド最古の伝説「リグベイダー」では「ヤマ(男性)・ヤミー(女性)」が全人類の祖先 です。ヤマは死後、子孫の為に「死後の楽園」を作り主となりました。ヤマは子孫である亡者の生前の行いにより楽園 に迎い入れるか、地獄に落とすかを決定します。
三蔵法師(さんぞうほうし)がインドの経典を中国語に訳 す際ヤマの音に当て字して「エンマ・閻魔」となりました。

六:変成王(へんじょうおう)

変成王

変成王とは

六・七(42日目)に出会う、六道のどこに生まれ変わるかを決める王。

【審議の内容】
閻魔大王が決めた六道(天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)の内容を決定する。

【判決結果】
生まれ変わるための細かな条件(畜生界であれば、「虎・鷹・うさき・鳩など何に生まれ変わるのか)が言い渡される。

【十三仏】
弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身

変成王(へんじょうおう)の説明文

六・七日に出会う王。

閻魔様は亡者が六道のどこに輪廻転生するかを決定します。
変成王は閻魔様が決定した六道(天上・人間・修羅・畜生・ 餓鬼・地獄)の内容を決定します。

天上界・須弥山(しゅみせん)の頂上に帝釈天があり、その四方にそれぞれ八天があります。合わせて三十三天となります。

人間界・平和な国、豊かな国、貧しい国があります。
修羅界・争(あらそい)ばかりしている世界。
畜生界・動物の世界、虎(とら)や鷹(たか)・ウサギやハトにそれぞれ生まれ変わりが決められます。
餓鬼界・飢(う)えて何も食べることができない世界。 地獄界・想 (そう) 大地獄、黒縄(こくじょう) 大地獄、堆圧(ついあつ)大地獄、叫喚 (きょうかん) 大地獄、大叫喚(だいきょうかん) 大地獄、焼炙 (しょうしゃ)大地獄、大焼炙(だいしょうしゃ) 大地 獄、無間 (むけん) 大地獄の八大地獄があります。
亡者は変成王により来世それぞれどこに輪廻転生するかを 決定されます。(地獄界は世記経地獄品による)

七:太山王[泰山王](たいざんおう)

太山王

太山王[泰山王]とは

七・七(49日目)に出会う、極楽浄土に送るかを決める王。

【審議の内容】
人は亡くなってから四十九日までは「あの世とこの世」の中間に居るとされ、善良な人や供養をきちんとしてもらった人(葬儀と初七日の法要を勤めてもらった人)は極楽浄土に行けるが、生前に罪を犯し、懺悔することもなく、誰からも供養してもらえない亡者は四十九日の間贖罪の旅に出る。

【判決結果】
最後の四十九日目の審判で、太山王によって行き先(極楽浄土に行けるかどうか)が決まる。

【十三仏】
薬師如来(やくしにょらい)の化身

太山王(たいざんおう)の説明文

七・七日に出会う王。

人は亡くなった日より七・七日(四十九日)の間は『中有 (ちゅうう)』または『中陰(ちゅういん)』と言われてい ます。亡者の霊魂はその間「あの世とこの世』の中間おり『冥土の旅』を勤めます。
生前に罪を犯す事の無い亡者、又は遺族により『葬儀と初 七日の法要』を勤めてもらった亡者はお地蔵様に手を引い て頂き『極楽浄土(ごくらくじょうど』への旅を勤めます。生前に罪を犯し、懺悔することもなく、誰からも供養して もらえなかった亡者は、初七日から四十九日のまでの間 贖罪(しょくざい)の旅を勤めます。その間に七日毎に七人の王による取り調べを受け、その結果により罰(ばつ) を受けます。
仏教は全ての人が『無苦安穏(むくあんのん)・苦しみがな く安心して穏(おだやかな人生を送ることを願ってい ます。しかし、私達は生きてゆく中で様々な罪を犯してしまう存在です。
私達は毎日の生活において今、生かされていることに感謝し、犯してしまった罪を懺悔しましょう。

八:平等王(びょうどうおう)

平等王

平等王とは

百か日(100日目)に出会う、極楽浄土へ行けない亡者を再審する王。

【審議の内容】
四十九日を終えても故人の行先が極楽浄土でなかった場合に出会う。
故人の死後100日目に遺族が法要(追善供養)を行うことにより亡者にも功徳が生じ、平等王によって再び審議される。
法要を行う遺族も、貪りの心を起こさなようにと説いており、この百か日だけは清い心で供養したい。

【十三仏】
観音菩薩(かんのんぼさつ)の化身

平等王(びょうどうおう)の説明文

百ケ日(ひゃかにち)に出会う王。

七・七日の四十九日の間は亡者の生前の「行い(おこない)」 を七王が取り調べ次に亡者がどこに輪廻転生するかを決定します。
遺族が故人の為に法要を行うと、その功徳の七分の一を故 人の為に、七分の六を施主と共に参列者の功徳とします。法要は故人の為だけでなく供養した人の善行となります。 
原始仏教以来、部派仏教や大乗仏教を通じて共通の教えが 【七仏通誡偈】(しちぶつつうかいげ)で す。次の四句です。

諸悪莫作(しょあくまくさ)
 ・もろもろの悪をなすことなく
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
 ・衆(しゅ・おおくの)善を奉行(ぶぎょう) 実践し
自浄其意(じじょうごい)
 ・自らその意(い・こころ)を浄(じょう・きよ)くする。
是諸仏教(ぜしょぶきょう)
 ・これが諸仏(釈迦以前から)の教えであり仏教です。

平等王は遺族が「貪(とん・むさぼり)」の心を起こさぬ様に説いています。

そもそも、一周忌、三回忌とは一体… 詳しく解説します。

一周忌や三回忌など呼び名が異なることにお気づきだろうか。
死者の1年は少し計算が異なるので一旦ここでおさらいをしときましょう!!

  • 法要の年数は「満」ではなく「数え歳」で計算するため、「亡くなった年を1と数える」
  • 人が亡くなった日(命日)を1回忌とする。(一周忌と勘違いしないように)
  • 一周忌は亡くなった日(命日)から1年後に行う。では、なぜ二回忌とは言わないで一周忌と呼ぶのかと言うと、亡くなって一年が廻った(一周)後に初めて迎える「祥月命日」だからである。亡くなって一年目と言うのはとても大切な意味を持っているのですね。
  • 三回忌は亡くなった日(命日)から2年後のこと。命日から数えると、三回目なので三回忌とする。(数えで考えるのでややこしくなる)

九:都市王(としおう)

都市王

都市王とは

一周忌(故人の死後1年目)に出会う、まだ極楽浄土へ行けない亡者を再々審する王。

【審議の内容】
故人の死後、1年経っても行き先がまだ確定していない場合に追加裁判を行う。
悪行により地獄行きとなった罪人であっても、遺族により一周忌の法要(追善供養)を行えば都市王により再審できる。

【十三仏】
勢至菩薩(せいしぼさつ)の化身

都市王(としおう)の説明文

一周忌(いっしゅうき)に出会う王。

都市王は「瞋恚(しんい・怒(いか)り)」の心を戒(いまし)めます。
世界中で争いが絶えません。それは全て「怒り」の心が元になっています。
愛する者を殺されると、殺した者に対して怒り憎しみ苦しみと成ります。復讐(ふくしゅう)を果たせば、次の怒り憎しみ苦しみと成り、終わりの無い殺し合いの世界となってしまいます。
仏教は「涅槃 (ねはん)」を理想とする宗教です。 
涅槃とは生死輪廻を超えた理想の状態、すなわち最高の悟 (さとり)無苦安穏(むくあんのん)の境地です。
私達は様々な煩悩(ぼんのう)により苦しんでいます。それは私達の心に「貪欲(とんよく・むさぼり)」「瞋恚(しんい・いかり)」「愚痴 (ぐち・おろかさ)」の三毒(さんどく) 又は三火(さんか)が有るからです。煩悩の三つの火を吹き消した状態が涅槃です。
私達は三毒に振り回されない様に生きて行きましょう。

十:五道転輪王(ごどうてんりんおう)

五道天輪王

五道転輪王とは

三回忌(故人の死後2年目)に出会う、懺悔した亡者を救済する最後の王。

【審議の内容】
亡者の罪状を再度審判し、次の世の行き先を決める。
亡者への最後の救済のチャンスでもある。
亡者が真心こめて懺悔すること、また遺族による追善供養を行うことで、五道転輪王は亡者を救済し、次の世でより良い生まれを与えてくれるとされる。

【五道とは】
地獄道、餓鬼道、畜生道、人間道、天上道の五つの世界のこと。
転輪王とは、この五道を転輪する王という意味。

【十三仏】
阿弥陀如来(あみだにょらい)の化身

五道転輪王(ごどうてんりんおう)の説明文

三回忌に出会う王。 (故人の死後二年目に出会う王) 

愚痴・無知の心を戒める。貪瞋痴の三毒が煩悩となり涅槃への障害となります。涅槃に至る六つの行(おこない)が 六波羅蜜(ろくはらみつ)です。

一、布施 (ふせ)
 財施(ざいせ・経済的な施与)法施(ほっせ・精神的な 施与) 無畏施 (むいせ・悲しむ人に寄り添う施与)の事。
二、持戒 (じかい)
 社会的な法律と仏教の説く十善戒を守る事。
三、忍辱(にんにく)
 耐え忍ぶ事。攻撃を受けても相手に憐みの心を持つ事。
四、精進(しょうじん)
 仏の知恵を成就するまで全力で努力する事。
五、禅定(ぜんじょう)
 坐禅をして精神統一する事。
六、知恵 (ちえ)
 「色即是空、空即是色」ゆえに「空無我」と知る事。

六波羅蜜を実践することにより煩悩から解放され、涅槃(無安穏の理想の世界)に至(いた)ることができるのです。

閻魔大王の罪と願い

説明の内容|閻魔大王の罪と願い

閻魔大王の罪と願い

仏教が説く「因果業報(いんがごうほう)」の説によれば、「善因善果(ぜんいんぜんか・良い行為が原因となって幸福な良い結果が得られる)」「悪因悪果(あくいんあっか・悪い行為からは必ず悪い不幸なむくいが得られる)」ことが真理であると説かれています。
閻魔大王は前世の罪のむくいとして亡者を地獄に落とします。しかし、亡者に地獄の苦しみを与えた閻魔大王もそのむくいを受けなければならないのです。
閻魔大王の前に昼夜三度忽然(こつぜん)と大鍋 (おおなべ)が現れます。すると獄卒達が大王を捕らえ真っ赤に焼けた鉄板の上に仰向けに寝かしつけ、鉄の鉤(かぎ) で大王の口をこじ開け大鍋のドロドロに溶けた銅(どう)を口の中に流しこみます。大王の口からのどから体中焼けただれてしまいます。そのくるしみは亡者が地獄で受けるどの様な苦しみよりも苦しいと言われています。
閻魔大王は全ての亡者を楽園に迎へれば自らも苦しみません。しかし、罪ある亡者を許すことはできないのです。
閻魔大王の願いは全ての人々が罪を犯さないこと、犯した罪を懺悔 (ざんげ)することを願っています。
閻魔大王は、亡者に裁きを下し地獄の苦しみを与えると、その報いを受けなければならないのだ。その苦しみは、地獄でのどんな苦しみよりも苦しいのだとか・・・。それでも、罪を許せずに裁きを下している。
現代社会にも何となく通ずるところが有りはしないだろうか。人に厳しく接するときは、自分自身にはそれ以上の厳しさで戒めなければならない。人を導くという責任の重さと覚悟が必要なのだ。

説明の内容|懺悔文(ざんげもん)

懺悔文(ざんげもん)

閻魔様は懺悔した人の罪を許します。許さなければ閻魔様 自身が苦しみを受ける事になるのです。
閻魔様の前に懺悔し、犯した罪を許していただきましょう。

がしゃくしょあくごう
我 昔 所 造 諸 惡 業

かいゆうむしとんじんち
皆 由 無 始 貪 瞋 痴

じゅしんくいししょしょう
従 身 口 意 之 所 生

いっさいがこんかいさんげ
一 切 我 今 皆 懺 悔

合掌し心静かに右の懺悔文を三回読みましょう。
我れ昔、造(つく)る所(ところ)の諸(もろもろ)の悪業 は、皆はてしなき貪瞋痴 (とんじんち)に由る、身口意に従 って生ずる所のもの、すべて我れ今皆(みな) 懺悔し奉る。

参照|神奈川県鎌倉市円応寺
写真|筆者にて撮影 

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