目次
お寺の紹介
- 1291年(正応4年)亀山法皇が、無関普門禅師(大明国師)を開山に迎えて創建
- 勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上に置かれる別格扱いのお寺
- 国内の禅寺の中で最も高い格式を持つ
- 境内を通る琵琶湖疏水の水路閣は田辺朔郎の設計によるもの
- 水路閣建設当初は南禅院の南側にトンネルを掘って水路にする予定だった
- 南禅寺が反対したために現在の形になった
- 明治維新直後に政府の上地に遭い、多くの塔頭は寺領を失い廃絶に追い込まれた
- 跡地は邸宅地として再開発
- 疎水から引き込んだ水流を主観としたいくつもの名庭園が造成された
正式名称
瑞龍山 太平興国南禅禅寺
御本尊
釈迦如来
御朱印
令和元年5月1日は令和になった初日の御朱印!
みどころ
南禅寺の方丈庭園
庭園には大きな岩や小石が配置されていて、山や海を表現しているのかな。日本の原風景を再現しているように感じる。
南禅寺の六道庭
「六道庭」とは、仏教の教えである六道輪廻の世界観を表現した庭園であり、配石された景石を見ることで、人々は六つの世界(天上道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道)を繰り返し生まれ変わるという輪廻のはかなさを思い起こすことができる。
南禅寺の回廊
回廊の角には鬼瓦の一部が置かれている。かなり大きいサイズで、作りも細かい。面白い顔をしている。
南禅寺の敷地内にある明治期の構造物
ねじりまんぽ
この「ねじりまんぽ」は、三条通から南禅寺へ向かう道路を造成する際に建設されたものだそう。
「まんぽ」とは、トンネルを意味する古い言葉なんだとか。
トンネルの上部は、台車に載った船が行き交うインクラインとなっているらしい。この船の重さに耐えられるよう、トンネル内壁のレンガはわざと斜めに積み上げられている。また、トンネル自体もインクラインと直角ではなく斜めに掘られているのだそう。不思議な景観。
南禅寺水路閣
琵琶湖から京都市内に向けて引かれた水路とのこと。驚くことに、現在もこの水路閣は現役であり、毎秒2tもの水が流れている。
映えスポットしても有名なのか、コスプレイヤーや、着物を着た人の撮影が多くみられた。
まとめ
南禅寺の方丈庭園や六道庭は綺麗に整えられ、日本古来の景色が再現されているようだ。庭の配置や細かい要素は詳しく分からないが、海や森の様子が目に浮かぶような感覚に陥った。
さらに、明治時代の遺構も見ることができ、非常に面白かった。紆余曲折を経て出来上がったものだろうが、これはこれで良い観光地になっている。
アクセス
住所
所在地 | 京都府京都市左京区南禅寺福地町 |
最寄駅 | 「京都市営地下鉄東西線 蹴上」下車 徒歩10分 |
駐車場情報 | 専用の有料駐車場あり |
公式サイト | https://nanzenji.or.jp/ |