目次
お寺の紹介
- かつて檀林皇后と称された「嵯峨天皇の皇后橘嘉智子」が開創した禅寺・檀林寺の跡地
- 檀林寺廃絶後、後嵯峨上皇が仙洞御所を造営し、亀山上皇が仮の御所を営んだ
- 1339年(暦応2年)に足利尊氏が「天龍寺」を創建、開山は夢窓疎石
- 後醍醐天皇の菩提を弔うために建立
- 資金不足のため、落慶は1345年(康永4年)
- 足利将軍家と後醍醐天皇ゆかりの禅寺として京都五山の第一位とされてきた
- ユネスコ世界遺産に登録
- 名勝嵐山・渡月橋・天龍寺の西側に広がる亀山公園も、かつて境内地だった
- 境内には大方丈、書院(小方丈)、庫裏、法堂、僧堂などの禅寺様式の建物が並ぶ
- 造営には尊氏や光厳上皇が荘園を寄進したが、造営費用不足となり元との貿易再開を決定
- この利益を造営費用に充てることとし、これが「天龍寺船」の始まり
正式名称
霊亀山 天龍寺
御本尊
釈迦三尊
御朱印
みどころ
天龍寺の寺号標柱
寺院最古の勅使門
元々、勅使門として知られる御所・明消院の門を1641年にこの場所に移築したとされている。現在では、寺院最古の勅諮問としても知られている。また、寺内には趣きのある枯山水の庭園もある。
多宝殿へと続く回廊
小方丈から屋根付きの廊下を渡って、多宝殿へと向かう。
後醍醐天皇の尊像を祀る多宝殿
多宝殿の奥にあるのが、この祠堂。
こちらが後醍醐天皇の像。
日本初の国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園
夢窓疎石が700年前に手掛けた庭園。中心には曹源池があり、回遊路がその周りを取り囲んでいる。この庭園は周囲にある嵐山や亀山の姿を借景としており、大和絵風の美しい州浜と見事な融合を見せている。また、日本で初めて国の史跡・特別名勝に指定された庭園でもある。
軒下部分にも歩道が設けれており、ここでゆっくりと庭園を鑑賞することができる。
池の水面に反射する木々の姿だけでさえ美しい。わびさびの深みはわからないが、美しく立派な庭園であることには間違いない。
まとめ
ユネスコの世界遺産に登録された名刹で、境内には多くの美しい景観に囲まれたスポットがある。特に、日本初の国の史跡・特別名勝に指定された曹源池庭園は、いつまでも見ていたい美しい景色が広がっている。さすがの人気スポットであり、観光客がたくさん訪れていることも頷ける。また、有名な渡月橋も実際に見ることができ、とても良い体験だった。
アクセス
住所
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 |
最寄駅 | 「京福電鉄 嵐山線嵐山駅」下車 徒歩0分 |
駐車場情報 | 専用の有料駐車場あり |
公式サイト | https://www.tenryuji.com/ |