神社の紹介
- 歴史
- 1627年(寛永4年)、菅原道真公の末裔「長盛法印」が神託を受け創建
- 現在の東京都江東区深川にあった小島「永代島」に創られ「永代嶋八幡宮」と呼ばれた
- 同じ地に別当寺院として「永代寺」も建立
- 周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と氏子の居住地60,508坪を開いた
- 門前町が形成され、規模が大きくなるにつれ商業地として発展していった
- 現在の「門前仲町」
- 門前町が形成され、規模が大きくなるにつれ商業地として発展していった
- 江戸時代、「徳川将軍家」の手厚い保護を受ける
- 「深川の八幡様」として親しまれ、江戸最大の八幡様として信仰を集める
- 広く美しい庭園があり、名所としても人気だった
- 明治維新後「准勅祭社」として定められ、朝廷から「幣帛」を受ける
- 「永代寺」は明治の神仏分離令により廃寺
- 現在の永代寺は1896年(明治29年)に旧永代寺の塔頭である「吉祥院」が名前を継いだもの
- 1627年(寛永4年)、菅原道真公の末裔「長盛法印」が神託を受け創建
- 神社の特徴
- 江戸最大の八幡宮で、8月に行われる「深川八幡祭り」は江戸三大祭りの一つ
- 江戸勧進相撲発祥の神社
- 境内には「横綱力士碑」をはじめ、大相撲ゆかりの石碑が多数建立されている
- 相撲とのかかわり
- 1684年(貞享元年)、寺社奉行の許しを得て勧進相撲が行われた
- いわゆる「江戸勧進相撲」発祥の神社
- 新横綱誕生の際には、境内で横綱力士碑刻印の儀や奉納土俵入りなどの式典が行われる
- 相撲にまつわる数々の石碑が境内に建つ
- 1684年(貞享元年)、寺社奉行の許しを得て勧進相撲が行われた
正式名称
富岡八幡宮
社格
旧府社
御祭神
主祭神|応神天皇「八幡神」
御朱印
御朱印所について
本殿向かって右側の御朱印受付所にて御朱印を頂く。
富岡八幡宮の案内図
みどころ
富岡八幡宮の社号標柱
東京の門前仲町にこんなにも広大な境内があるとは!
この入口の様子から、とても立派な神社であることが分かる。参拝が楽しみ♪
相撲と富岡八幡宮
鳥居をくぐり、先ず右手に見えてくるのが「大関力士碑」。
大きな石碑が並んでいるのですぐに分かる。
大関力士碑
大きな力士碑に圧倒される。
こちらが「大関力士碑」。
当時の力士の身長が刻まれた「巨人力士慎重碑」も立っている。
とてつもなく大きく、当時巨人力士として活躍した226cmの「釈迦ヶ獄雲右ェ門」らの名前と身長が彫り込まれている。
「釈迦ヶ獄雲右ェ門」は松平家お抱えの力士だったそう。最強のボディーガードだ!!
横綱力士碑
本殿の裏手側にも、とても大きな石碑が立っている。
「横綱力士碑」と彫り込まれている。
これは横綱の功績と相撲の歴史を後世に伝えるために、江戸時代最後の横綱である「陣幕久五郎」が中心となり建てたとのこと。
江戸幕府が初めて江戸での勧進相撲を認めたのが、富岡八幡宮の境内であると伝えられている。
伊能忠敬像
鳥居をくぐってすぐ左側には伊能忠敬の銅像が目に入る。
日本地図の始祖である伊能忠敬は、自身の事業引退後、現在の東京都門前仲町に隠宅を構えていたのだそう。富岡八幡宮が近くだったこともあり、日本測量の旅に出る前には必ず富岡八幡宮に参拝して、成功を祈願したと伝えられいる。
なんと伊能忠敬先生が門仲に住んでいたとは!!きっとお正月にも参拝にきていたのだろう。
日本一の黄金神輿
富岡八幡宮の例祭が毎年8月15日を中心に行われ、「深川八幡祭り」とも呼ばれている。これは、赤坂日枝神社の山王祭・神田明神の神田祭とともに「江戸三大祭」の一つとして数えられている。
53基の街神輿が勢揃いし、八幡宮の「御鳳輦」が渡御を行う年は本祭りと言われ、見ることが出来るのは3年に1度のことだそう。
写真の宮神輿は、平成3年に奉納された日本一の黄金大神輿と言われている。関東大震災により、当時3基あった純金張り宮神輿が惜しくも全焼してしまい、これ以降宮神輿が存在していなかったが、ようやく68年ぶりに宮神輿として奉納されたのだそう。
金張りが美しいが、それだけではなくダイヤモンドやルビーなどの宝石類も、ふんだんに使われている。超豪華な宮神輿だ。ギリギリバブル時代であった平成3年に奉納とのことだけあり、時代を感じさせる。ぜひ一度、間近で見てほしい。
「昭和天皇・救国の御決断」記念碑と「天皇陛下御野立所」石碑
御神輿の隣にあるのがこの「昭和天皇・救国の御決断」記念碑
当時の悲惨な状況が浮かぶ。
願掛けの八角十二支石碑
昭和天皇記念碑の近くに、願掛けの八角十二支石碑を発見。昭和天皇の記念碑に一礼をしてから願掛けをするらしい。折角なので、祈願してきた。
鳳凰の手水舎
「天皇陛下御野立所」石碑の横には手水舎がある。
先ほどの昭和天皇御巡幸の際、「延焼を免れた手水舎の前に向かわれた。」とあるのが、この手水舎。
鳳凰型の吐水口からはセンサーで自動で水が出た。太陽の光を受けて綺麗に輝いている。
授与所
こちらでは御守等を購入することが出来る。※御朱印は本殿右にて頂けます。
御本殿
手水舎にて身を清めていざ本殿にお参りに向かう。
ここまで様々な見どころがあり、結構時間が掛ったくらい楽しい。
参拝日が1月末であったため、節分の準備が進められていた。
朱色が鮮やかな本殿である。
こちらで御朱印が頂けますよ。
中では御祈祷が行われていた。
最後に
江戸末期の建立から、激動の時代を静かに見守り続けた富岡八幡宮。相撲から終戦まで歴史を改めて振り返った参拝だった。
アクセス
住所
所在地 | 東京都江東区富岡1丁目20−3 |
最寄駅 | 「東京メトロ東西線 門前仲町駅」下車 徒歩3分 「都営地下鉄大江戸線 門前仲町駅」下車 徒歩6分 「JR京葉線 越中島駅」下車 徒歩15分 |
駐車場情報 | 専用の無料駐車場あり |
公式サイト | http://www.tomiokahachimangu.or.jp/ |
GoogleMap
ご当地グルメ
ラーメン 「鶏料理 有明」
富岡八幡宮の近くに美味しい「鶏白湯のラーメン」があるとのことなので行ってみた!
向かいには「深川不動尊」が見える。とても近いので参拝をお勧めします。
で、話はラーメンに。
てくてく歩くと見えてくるのが、このお店。
少しわかりづらいが、「軍鶏鍋」の提灯の奥に伸びる路地を入ったところが、お店の入り口となっている。本来軍鶏鍋を扱うお店だが、平日の昼間限定で水炊きラーメンをいただくことが出来る。
普段は軍鶏鍋屋さんで、お昼にラーメンを提供している。絶対に美味しい。
営業時間なんと「1時間」、しかも「スープ無くなり次第終了」とある。
まさに「まぼろし~!!」なお店なのだ。
開店前なのに数名並んでいる。これは・・・まちがいない。
店内はこんな感じ。 めっちゃ静か。 なんかピリッとした空気に包まれている。
ラーメンのメニューは「水炊きラーメン」のみ。鶏だし炊き込みご飯や味玉がが追加で注文できる。店主の自信とこだわりがよくわかる。
特筆すべきはこのスープと、ささみのから揚げ。
このから揚げの衣にスープが浸みておいしい。逆もまたしかりで、から揚げの味がスープに溶け込み、相乗効果で更においしくなる。
ラーメン食後には、にライスをスープに入れ雑炊風で味わえる。これがまた絶品なので、ご飯も一緒に注文してほしい。
開店時間が短いので早めに来て待つのが得策。
場所はここ