赤坂氷川神社の御朱印|徳川吉宗が建立した当時の姿をそのまま今に残す神社(東京都 赤坂)

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「東京十社」に数えられる赤坂氷川神社は一千年以上の長きにわたり、「厄除け」と「縁結び」の信仰を受け継ぐ歴史ある神社だ。徳川吉宗公によって建立された社殿は、多くの災害を免れ、建設当時の風格を今に伝える貴重な建築物と言える。その立地は都心の一等地にあるにもかかわらず、境内は美しい緑に囲まれており、江戸時代の趣を感じさせる鳥居、狛犬、灯籠など、数多くの貴重な江戸の景観が残されている。

参拝日:2017年1月2日

目次

神社の紹介

  • 「氷川」の由来は出雲「簸川ひかわにあり、この上流が「八岐大蛇退治やまたのおろちたいじ」の舞台と伝わる
  • 951年(天歴5年)東国遊行中の「蓮林僧正」が夢でお告げを受け、今の赤坂に奉斎した
  • 1066年(治暦2年)に、関東一円が襲った大干ばつに見舞われ、雨乞い祈祷を行う
    • 祈祷を行うとすぐに雨に恵まれ、それは川が出来るほどの雨量であったと伝わる
  • 1729年(享保14年)、江戸8代将軍「徳川吉宗」が老中「水野忠之」に命じ社殿を造営開始
    • 翌年、元の場所からこの社殿へ遷座
    • 数々の震災や戦災を免れ、当時のままの姿を今に残している
    • 東京有形文化財指定
  • 吉宗は紀州藩出身であり、紀州藩の中屋敷が赤坂にあったことから氷川神社が尊崇される
    • 社殿造営後、吉宗自ら参拝したと言われる
  • 徳川吉宗から、14代将軍「徳川家茂」まで歴代将軍の朱印状が下付された
  • 江戸七氷川(麻布氷川神社・渋谷氷川神社・簸川神社など)」の筆頭
  • 1868年(明治元年)、准勅祭社に列する
  • 現在は「東京十社」のひとつ

正式名称

 赤坂氷川あかさかひかわ神社

御祭神

 主祭神|素盞嗚尊すさのおのみこと天照大御神あまてらすおおみかみの弟であり、勇猛果敢として有名な神様
    |奇稲田姫命くしいなだひめのみこと :稲田の女神とされる五穀豊穣を司る神様
    |大己貴命おおなむぢのみこと (大国主命おおくにぬしのみこと):出雲大社の御祭神で、大国主命と同じ神様

御朱印

みどころ

東京十社めぐりの看板を発見。次回はこの十社を廻ってみたい。

赤坂氷川神社の社号標柱

赤坂という都心の一等地にいることを忘れさせるほど、この場所は静寂と自然に包まれている。周囲を緑の森に囲まれ、静かな雰囲気が心地よく広がっている。まるで別世界にいるかのような感覚だ。

赤坂氷川神社 一の鳥居

参道の奥にはさらにもう一つの鳥居が見える。

赤坂氷川神社 二の鳥居

鳥居の扁額には「氷川大明神ひかわだいみょうじん」と書かれている。

赤坂氷川神社手水舎

手水舎には生け花が置かれており、さすが港区と感じた。小粋である。

赤坂氷川神社の狛犬たち

きりっ

にやり

にこ

にかっ

個性的で表情豊かな狛犬たちが目に留まり、そのかわいらしさに思わずパチリ。それぞれの劣化の様子を見ると、造られた時期が違うのだろう。時期によって表情が変わっていく様まで想像できる。
今後は狛犬に注目して探索してみよう!(忘れなければ…)

赤坂氷川神社本殿前

こちらは反対側からパチリ。

赤坂氷川神社本殿

この建物が、8代将軍「徳川吉宗」が命じて建立した本殿だ。度重なる震災や、戦災によって多くの貴重な建造物が焼失した中で、江戸時代の建物が残されていることは、非常に貴重な存在と言える。

おしまい

アクセス

住所

所在地東京都港区赤坂六丁目10番12号
最寄駅「東京メトロ千代田線 赤坂駅」下車 徒歩7分
駐車場情報専用の無料駐車場あり(9台)
公式サイトhttps://www.akasakahikawa.or.jp/

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