銀閣寺の御朱印|東山文化の真髄!寂しいイメージを払拭する魅力とは?|(京都府 京都市)

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銀閣寺と言うと、金閣寺と対比され銀箔を塗られなかったちょっと寂しいお寺、と言うイメージだったが、実はしっかりと思いを込められたお寺だった。

参拝日:2011年5月3日

目次

お寺の紹介

  • 銀閣寺という名前は江戸時代、「金閣寺」に対して「銀閣寺」と呼ばれるようになった
  • 東山慈照寺とも呼ばれ、相国寺の塔頭寺院の一つ
  • 足利義政によって造営された山荘「東山殿」が慈照寺の起源
    • 義政は、九歳にして家督を、十五歳にして将軍職を継いだ人物
    • 自らの美意識を投影し、東山文化の神髄である簡素でありながら味わい深い美しさを表現
  • 義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられた

正式名称

 東山慈照禪寺とうざんじしょうぜんじ

御本尊

 釈迦如来

御朱印

銀閣寺の御朱印

みどころ

中門を抜けた庫裏前の庭

白砂の文様がとても綺麗に整備され、早くも銀閣寺の雰囲気を味わえる。

このあと紹介する「銀沙灘ぎんしゃだん」や「向月台こうげつだい」に使用されている砂は、京都特産の「白川砂」と呼ばれる砂なのだそう。おそらくこの砂も同じものだろう。白く美しい。

この美しく整えられた文様を見ると、絶対に立ち入ってはいけない神聖な場所に思えてくる。多くの観光客が訪れる中、人々がマナーを守っているからこそ、この場所は綺麗に保たれているのだ。これが注意書きの看板だらけにならないよう願うばかり。

入ったらすぐに銀閣寺

よく比較される金閣寺とは対照的に、決して煌びやかではないが、素朴な美しさと詫び寂びの趣を感じることができる。この色褪せた風合いと、白く輝く白川砂の庭との対比が印象に残る。
義政は自らの宗教観を託し、一層を心空殿しんくうでん、二層を潮音閣ちょうおんかくと命名した。鹿苑寺ろくおんじ(金閣寺)の舎利殿、西芳寺さいほうじの瑠璃殿を踏襲。室町期の楼閣庭園建築として、唯一現存している建造物として有名。

様々な角度からの金閣寺

錦鏡池きんきょうち銀閣の前にある池泉回遊式の庭園

銀沙灘ぎんしゃだん向月台こうげつだい越しの銀閣寺
銀沙灘|月の光を反射させ、銀閣寺を綺麗に映し出すために作られたと言われる。
向月台|この上に坐って東山に昇る月を待ったと言われる。諸説あり。

園はとても美しく手入れが行き届いており、水面に映る景色は、時間を忘れてじっと見つめていたくなるほど美しい。日常から解き放たれ、心が落ち着く贅沢な時間を過ごすことがでた。

展望所からの銀閣寺

小高い丘に登ると、静かな緑に包まれた中から銀閣寺と京都の街並みが一望できる。秋の紅葉の季節には、きっと美しく赤く染まった木々と銀閣寺を臨めるのだろう。写真を見てもわかるように、多くの観光客が訪れる、人気の観光スポットだ!

まとめ

金閣寺と銀閣寺は、対比されることで有名な2つの寺院。一般的に、金閣寺が圧倒的な美しさで輝く一方、銀閣寺は寂しい印象を持たれがちだ。しかし実際に訪れてみると、簡素ながらも洗練された美しさを感じることができる。白く美しい「銀沙灘」「向月台」との対比によって、静謐な雰囲気を漂わせるその姿は不思議と引き込まれるものがある。

アクセス

住所

所在地京都府京都市左京区銀閣寺町2
最寄駅「京都市バス『銀閣寺道』」下車 徒歩1分
駐車場情報専用の駐車場なし
公式サイトhttps://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/

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