神社の紹介
- かつては「箱根権現」「三所大権現」と呼ばれていた
- 第5代「孝昭天皇」が、箱根山最高峰「神山」をご神体として駒ケ岳に「神仙宮」を開く
- 関東山岳信仰の一大霊場となる
- 757年(奈良時代・天平宝字元年)、箱根山に修行に入った「万巻上人」が社殿を建立
- 平安時代初期、箱根山を越えるための箱根路が開通
- 道中の安全を祈る人々に多く知られるようになり、武将から厚い崇敬を受ける
- 「源頼朝」は箱根大権現を深く信仰
- 石橋山の戦いで敗れた際、箱根大権現の別当が助けたことが「吾妻鏡」に記されている
- 二所詣(箱根大権現・伊豆走湯権現)を創始
- 「関東守護」「関東鎮守」と言われ、鎌倉幕府の祈願所となる
- 鎌倉幕府執権、北条氏からも篤く信仰される
- 北條泰時が制定した「御成敗式目」にも、非常に格式高い神社であると記されている
- 「徳川家康」からも崇敬される
- 1594年(文禄3年)に神領200石を寄進
- 1612(慶長17年)には、大規模な社殿を造営
- 1618年(元和4年)に「東海道」が整備され、箱根宿や関所が設置される
- 交通安全の祈願所として、庶民からも多くの信仰を集める
- 明治の寺社分離令により「箱根神社」と改称
- 1873年(明治6年)、明治天皇と昭憲皇太后の両陛下が参拝
- 以降、大正・昭和の時代まで各皇族の参拝が続く
正式名称
箱根神社
御祭神
主祭神|箱根大神
※御三神(瓊瓊杵尊・木花咲耶姫命・彦火火出見尊)をまとめ箱根大神としてお祀りしている。
御朱印
みどころ
※クリックで拡大表示します
箱根神社の社号標柱
標柱には旧社格である「国幣小社」と彫られている。
ここから箱根神社の本殿を目指すことになるのだが、すでに入口から神秘的な空気が漂っている。
箱根神社 第三鳥居
とても立派な鳥居だ。参道の両脇に並ぶ朱色の灯篭がとても素敵だ。
境内には、立派な杉林が広がっている。杉林の中を歩くだけでも、心が洗われるような気持ちになるから不思議だ。参拝時は真夏だったが、「ひぐらし」の鳴き声が涼しさを運んできてくれた。
苔むした燈籠の雰囲気がとても良い。実に良い。
箱根神社の手水舎
この手水舎は、立派な屋根と中央に龍がいるのが特徴的。
本殿までの参道
手水舎の脇から参道が続いている。
ではお参りに!
曽我兄弟と箱根信仰
曽我兄弟と言えば、「鎌倉殿の13人」で兄弟にて親の復讐劇を描いていたあのシーンを思い出す。
なるほど、曽我兄弟はここ箱根で「武士の鑑」として神様となっていたのか!
本殿までの階段の途中にこの曽我神社がある。
ためになったねー。
曽我神社
中はこんな感じ。曽我兄弟の額が飾られている。
この神社の先が箱根神社のいよいよ本殿。
箱根神社本殿
この門の先が御本殿となる。
苔むした狛犬も風情があって良い感じになっている。
箱根神社本殿
この旅行の安全を祈願した。
末社 高根神社と駒形神社
本殿の脇にちょこんと建っているのが気になった。
では隣の九頭竜神社へ!
箱根神社と九頭龍神社は隣同士で建っているので、脇の入口からも入れる。
九頭龍神社(新宮)
箱根神社の右隣にあるのが九頭竜神社。奈良時代、芦ノ湖に住んでいた九頭龍を成敗した僧が、九頭龍神社本宮を建立。九頭龍を守護神として祀ったとされている。箱根全体の守護神として、今も多くの人々から信仰されている。
九頭龍神社 龍神水
九頭龍神社の鳥居前にあるのがこの龍神水。ドラゴンボールに出てきそうな名前である。飲んだら強くなれるかもしれない。
九頭龍神社の鳥居
九頭龍大神は、神奈川県箱根町の芦ノ湖畔に鎮座する「九頭龍神社(本宮)」と、箱根神社御社殿横に建立された「九頭龍神社(新宮)」の二ヶ所に祀られている。この後、芦ノ湖畔まで行って、本宮にも参拝してみようとチャレンジしてみたが、車での行き方が全く分からず・・・
箱根神社平和の鳥居
この鳥居は、現上皇陛下の立太子礼の記念として昭和27年に建立された。
奥には富士山の姿も望める、素晴らしい場所だ。
こちらへは、御朱印を頂いたお札所と手水舎の近くから行ける。
映えポイントなのか、多くの人が集まっている。
いい景色!そりゃみんな撮りたいよね。
この平和の鳥居と本殿までが一直線に結ばれている。
おしまい
「エヴァンゲリオン(第3新東京市)
参拝当時、参道近くを歩いていた時に発見。
アクセス
住所
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1 |
最寄駅 | 「小田急線 湯本駅」下車 バスにて元箱根下車徒歩10分 |
駐車場情報 | 有料駐車場あり |
公式サイト | https://hakonejinja.or.jp/ |
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鎌倉幕府「二所詣」
鎌倉幕府将軍家の「二所詣」となったのが、箱根神社と伊豆山神社だ。