地元、千葉にも「浅間神社」と名前がつく神社があり、一体いくつ浅間神社があるんだ?と不思議に思っていた。いつも何気なく参拝していたこの「富士山本宮浅間大社」こそが、総本山だった。 全国へ1,300社もの広がりを見せたのは、「富士山信仰・山岳信仰」と関係がありそうだ。 参拝日:2018年7月23日
神社の紹介
- 第7代「孝霊天皇」の時代(推定:紀元前300~200年)
富士山大噴火により、周辺住民が離れる - 第11代「垂仁天皇」の時代(推定:3世紀高後~4世紀前期)
「垂仁天皇」がこれを憂い、山足の地(=富士の山裾)に「浅間大神」を祀る - 第12代天皇の時代(推定:4世紀前~中期)
- 「日本武尊」が駿河国で野火の難に遭い、「浅間大神」に祈念し難を逃れる
- 平定後「山宮(現:山宮浅間神社)」に磐境を作り「浅間大神」を祀る
- 第51代「平城天皇」の時代(平安初期:806年)
- 「平城天皇」の命により「坂上田村麻呂」が「大宮の地(現在地)」に社殿を造営
- 元は「福地神」の社地だったが、この移転に合わせて現「富知神社」へ移転
- 「源頼朝」「北条義時」「武田信玄・勝頼」「徳川家康」など多くの武家から崇敬される
- 「源頼朝」は富士山麓の巻狩り時、流鏑馬を奉納したとされる
- 境内のしだれ桜は、武田信玄寄進によるもので「信玄桜」と呼ばれている
- 「徳川家康」は関ヶ原合戦勝利のお礼として境内一円を一気に整備
- 富士山8合目以上を境内地として寄進
正式名称
富士山本宮浅間大社
御祭神
木花之佐久夜毘売命 別称:浅間大神
※「木花咲耶姫命」とも書くが、浅間大社側では『古事記』に載る表記を正式名に採用しているとのこと。よって、北口本宮浅間神社とは異なる。
御朱印
参拝日:2020/8/21
参拝日:2018/7/23
参拝日:2017/7/15
みどころ
境内案内図
※富士山本宮 浅間大社の公式サイトよりダウンロードできます
富士山御霊水
「湧玉池」のほとりには、「富士山御霊水」として富士山の冷たい水を実際に触れる場所が設置されている。煮沸が必要ではあるが、飲むことも出来る様子。
真夏でもとても冷たくて気持ちが良い。
湧水が綺麗すぎて感動する。水草まではっきりと見ることが出来る。
流鏑馬像
「源頼朝公」が富士の裾野で巻狩(大規模な軍事演習)を行った際に、流鏑馬を奉納したことを表している。
毎年5月の連休には、この浅間大社で流鏑馬祭りがおこなわれており、源頼朝の流鏑馬奉納が起源とされている。
富士山の雪解け水が流れる小川
見てわかる綺麗な水。道路わきのちょっとした小川に見えるのに、水が青くて美しい。
富士山の雪解け水が流れているので、真夏でも本当に本当につめたい。
川に入れる場所もあるので、火照った体を冷やすのにちょうどよい。いつも夏休みの時期に訪れるが、大体いつも子供たちがこの川で遊んでいる。
拝殿と本殿
手前の建物が拝殿で、その後ろに見える2階建ての建物が本殿。
赤枠で囲っている建物が本殿
まとめ
真夏に訪れることが多い富士周辺。神社の敷地には子供たちが遊べるような広場もあり、小休憩として参拝することが多い。人々の憩いの場所でもあるわけだが、実は紀元前から浅間大社として祀られていた、とても由緒のある神社だった。神社の奥深い世界。
アクセス
住所
所在地 | 静岡県富士宮市宮町1-1 |
最寄駅 | 「JR身延線 富士宮駅」下車 徒歩10分 |
駐車場情報 | 専用の有料駐車場あり |
公式サイト | http://fuji-hongu.or.jp/sengen/ |